モテキャノンは“溜めて”から“放て”

「ご苦労様です!」

これは朝の通勤ラッシュの時間帯に、横断歩道で旗振りをしているおばさん達に向けてパトカーから発せられた一言でした。

そのおばさん達は地区のパトロール当番ってやつですね。警官にしてみれば、自分たちの業務の代わりをやってもらっている状態なので、仲間意識で声をかけたという感じでしょうか。まあ普通に挨拶なんですけど、わざわざ深掘りしてみました。

さて今回は“警察官“に焦点を当てて話をスタートさせていきます。

皆さん警察は好きですか?

地域の安全を守るという味方であるはずなのに、険しい顔で見回りをしていたり、違反をしたときに異様に厳しく取り締まられる様子から、どこか苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。

(違反車がいるのに構わず鼠捕りだけを繰り返すという、そんな悪いイメージもありますが、、、)

まあ、なんというか警官は“強いイメージ”なんですよね。

 

それは権力的かもしれないし、物質的に強いものを持っているのかもしれないし、威圧感があるのかもしれません。
たぶんそこに押され気味になるんだと思います。

 

 

さて、その警察官が冒頭で「ご苦労様です!」と言ったあのシーン。

旗振りのおばさんたちは、一斉に顔が微笑みだして背筋が伸びてシャキシャキ動き始めたんです。嬉しそうに。

“ははーん、声をかけてもらってニヤけてるんだな。”

そうなんです。僕もこう感じたんですけど、これが今回のポイントです。

たぶん道端の空き缶拾いのおっさんに「ご苦労様です」と言われても、悪い気持ちはしないけど、背筋が伸びてシャキシャキ動くような変化にはならないでしょう。警察官に言われたから嬉しくなったんです。

 

ここからモテの話に結びつけていきますが、皆さんはどんな繋がりがあるのか気づきましたか?

警察官とは、“怖い・強い”というイメージがあります。
それに対して、「ご苦労様です!」の言葉には“優しさ”が込められていますよね。

 

おばちゃん達がウキウキしたのは、この2種類のイメージから発生する“ギャップ魅了”が起因です。

「クズと優しさのギャップを利用しろ」と、よく聞きますよね。
優しいだけの男はモテないけど、クズやヤクザみたいな奴が一瞬でも優しくした瞬間に“キュン”とするのが女性だ。という意見です。

そして世の中の男達は“クズ”に憧れ、クズを目指し、本来の自分を捨てていく。。。そうして軸のないクズになって“人生モテ”に関しては“game over“というのが僕が普段から話していることです。

怖いとか強いっていうイメージが“ドリブル”だとしたら、優しいというのは“シュート”です。
どちらか片方だけ持っていてもゴールは決められないけど、両方持っていると強いですよね。

タイトルの言い方に合わせると、“強さ”によって溜めた力を、“優しさ”で放出するキャノン攻撃を強くしていこうという事です。

で、僕ら真面目男子は“優しさキャノン“のスキルは元々持っているんです。だけど溜めが0だから攻撃にならない。

真面目な非モテ男子が「ペン貸してあげるよ」と言っても、普通にお礼言われて終了です。だって溜めてないから攻撃力0なので。そこから恋に発展することは難しいでしょう。

そうなると残りは“強さというパワー溜め”を習得すること。これが出来れば攻撃力の高い“火炎放射級の威力”になり女性をキュンとさせることが出来るわけです。

パワーを貯めましょう。それが僕らの課題。

では、その要因になる“怖さ・強さ”って何だと思いますか?

さっきまでは警察官にフォーカスしましたが、これが“包丁を持ってて今にも人を殺しそうな攻撃的な怖い奴”だったらどうでしょう?

同じように「ご苦労様!」と言われても、全くキュンとしませんよね。むしろ心臓がえぐられる恐怖すら感じそう。

つまりモテに大事な“パワー溜め“の要素は“怖さ・強さ”そのものでは無いんです。

普段から僕の発信を見ていたり、noteを読んだ方ならすぐ分かると思うのですが、“パワー溜め”が得意な人って「自分に軸がある状態」で何かを一直線に取り組んでいる人なんです。

他に例を挙げると、部活の顧問とかも“軸を持った強さと怖さ”があります。

そして、褒められるとめちゃくちゃ嬉しいですよね。

これが、彼らが無意識に発動できている『溜め→放出』の流れです。

軸を作ることに関しては、クズ男が作る“強さ”は偽物です。

元から我が強くてクズっぽくなった人は良し悪し関係なく“自分の軸”を持っていることが多いですが、非モテからクズ男マインドだけ取り入れた人は“自分の考えを持たない他人軸クズ”なので、キャノンの威力を溜める要素には当てはまらないんです。

もしこれで女の子を魅了できても、その子がだいぶ思考力が低くて股がゆるい可能性があります。

そんな子と深い関係になりたいのではなく、僕らは“あげまん美女”を魅了していく男なんですから、「自分だけの軸」を作っていきましょう。

だから“怖い・強い“というのは結果論なだけであって、初めからそうすることが正解ではないんです。

軸を作って自信満々に行動した結果、「なんか強そうなんだけど、どこか怖そう。」というイメージを持たれたら良いんです。だから内面は真面目で優しいままで良いんです。

世間の“うわべのノウハウ”だけを魔に受けて、自分を見失わないようにしてください。

 

 

というわけで、「溜め」からの「放出」が大事という話。
そのために「強い軸」を作っていきましょうという事を伝えました。

最高の漢になりましょう。

今回はこの辺で。また次回。